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感情のフタ[プー日記6/3]

佐渡島さんと毎週マンガの打ち合わせしている。
僕の課題は星の数ほどあるのだが、
ずーーーっと1年以上

「他人の感情の流れがわからない」
ことに苦しんでいる。

マンガ家として致命的な気配と、
漂うサイコパス感。。。笑



んーーでも。いやぁ。
この話になると、僕はいつも思うんです。
おっかしーなぁ。って。

感情がわからない、そんな人間だったっけ自分…。
喧嘩の仲裁とか、人生相談とか、キューピット役とか人生の中ではけっこう経験が多いはずなんだけど…??

親しい友人にこのことを相談してみたのだけど、
「いやいやホリプーは共感能力高いでしょ」と言われた。
「いろいろ相談乗ってくれたじゃん。」と。

あれ、やっぱりへんだ。


でも正直、今、
「誰かの感情に寄り添うのがしんどい」
と思うことがある。


いつからだろう、と思い起こしてはっとした。


会社を辞めた、去年の2月頃以降かもしれない。

会社員時代、僕は多分人生で最もストレスが溜まっていた。毎日会社の在り方、同僚の考え方に悪口を吐いて、脳内でいつも仮想上司と口論していた。まったくもって正常な精神状態ではなかった。

地元の友人の誘いや同期との飲み会のような人付き合いに億劫になり、自分から突き放しては、また寂しくて繋がろうとする。
躁鬱みたいな状態になっていた。

この6/1の日記の目覚ましの話は、この反動なのかもしれない。

先日描いたこのマンガはその時の自分を一部切り取ったものだ。

その状況と重なるように、
マンガ家の活動が本格化した。鬱からの脱却として始めた側面は否めない。

でもやっぱり自分の頭の中がストレスでいっぱいなときに、キャラクターの気持ちになるのは難しくて、誰かに気持ちを投影しようとすると、いつもすごく力が抜けて億劫になった。

様々な作品を読んだり、漫画の理論を頭に入れようとしたけど、
うまく頭に入っていない。
ていうか結構記憶がない。

夕方までストレスフルで働きながら、夜にマンガを学んでも、結局よい学習にはなっていなかったんじゃないか。それもあって、マチネの連載は少し時間がかかった。

そんな話を彼女に相談したら、
「え?やっと気づいたんだ。笑」
って笑われた。

そっか、親しい人から見れば、僕はずっと、不安定だったんだ。


1からやろう

今僕のストレス値は引くほど正常値だ。
連載が終わって、2ヶ月ゆっくり休んだ。

当時のような憎悪ややるせなさには襲われていないし、
自分の精神の波をだんだんと理解できるようになった。


まだ万全とはとても思えないのだけど、
少しずつでも人の心に向きあいたい。
描けるようになりたいもんな。

何も知らない、1年生のつもりで、もう一度マンガを学び直そう。
今なら、楽しく、できる気がする。

そんでこの日記、5年後くらいに鼻で笑ってやろう。

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サポートして頂いたらいい絵が描けそうな予感…

相思相愛ですね。
19
31歳マンガ家。『#マチネの終わりに』(原作:平野啓一郎)上下巻発売中|アイスメーカーでデザイナーを経験後、幼い頃の夢だったマンガ家を目指し、30歳から再出発🚩|お仕事のご依頼は▶︎https://corkagency.com

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なるべく毎日書くよ。なるべく。

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