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後輩のアカウント乗っ取りを助けたら、インスタで毎週ライブ番組やることになった話

5月23日深夜、寝る準備をしながらスマホを見ていたら
Twitterの投稿が目に止まりました。

なんと20数万人もフォロワーがいる「しばたま」のインスタのアカウントが乗っ取り被害にあったというのです。普段はこうなんだけど

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こうなっていた↓

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アイコンが謎の白黒写真にしまっている!名前もひどい!
注目すべきは99歳未満はプロフィールを見れないという謎設定。
100歳のインスタグラマー限定か!!!!
いねーーよ!!!!

…いたらすみません。



「しばたま」とは

スクリーンショット 2020-05-31 10.01.45

https://www.instagram.com/shibatamaa/

僕の会社員時代の後輩で、ファミリーマート限定のアイス「たべる牧場ミルク」などのデザインを手がけているデザイナー/イラストレーター。
アイスの仕事をしていて、マンガを描いている、という、僕と境遇が重なるクリエイター。Instagramではフォロワーから募集したエピソードをもとに漫画を描いています。


すぐLINEをして状況を聞いてみました。

ホ「大丈夫?サポートとかに連絡した?」
し「したけど…対応してもらえるかわかんない…やばい…」

※※※

あ。このあとも読んでくださる方のノイズになってはいけないので
ちょっと注釈しますと、しばたまは僕にタメ口です。
僕が会社員時代、新入社員で入ってきたしばたまをリラックスさせるため、
「先輩後輩とか気にしなくていいよ〜〜」
と伝えたところナチュラルにタメ口を使いこなした唯一の後輩。

※※※

「せっかくここまで来たけど、またやり直すよ…」

フォロワーがここまで増えるのにしばたまがどれだけ努力してきたかを知っているし、フォロワーも急にアカウントにアクセスできなくなり、心配しているかもしれない。

何かできないかと考えたとき、1人の男性の顔がよぎった。

以前お仕事でご一緒したことがあるInstagramで働くOさん。
彼ならなんとかできるだろうか…もう寝てるかもしれないなぁ…
そう思いながら、深夜に連絡をとったのです。

もう時刻は1時半を過ぎていたので、
さすがに今日中の返信を諦めていたところに、
Oさんからのメッセージが。

Oさん「元々登録していたメールと、新しく登録したいアドレスを教えてもらえますか?ちょっと調べてみて、復旧できそうであれば、パスワードリセットを新しいアドレスにお送りします。」

(おそらく、起きてくださったのだと思います)

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(c)小畑健/大場つぐみ


神。。。。。


海外の復旧担当の方につないでいただき、
復旧を祈りながら、夜は更けていきます。



犯人は何者?

神に復旧をお願いし、ご対応いただいている間、
しばたまと共にハッキングをした人物について調べてみました。
(ログイン情報から、こういう画面が見れた。)

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犯人(ヤツ)はアンタルヤにいる。
アンタルヤとは、トルコのリゾート地らしい。
しかもかなり海沿い、いやほぼ海の中に位置情報が。

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こういうところからハッキングを仕掛けている映像が脳内に浮かび、尚更イラッとせざるを得ない。

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そしてこの画像の人物、おそらくこれはトルコ共和国建国の父・「独裁者にして革命家」と呼ばれる「ムスタファ・ケマル・アタチュルク」らしいのです。
トルコ建国の父をハッキングの画像に使うのがなかなかひねくれていやがる。縁はないけど、ちょっとアタチュルクに嫌なイメージを持ってしまったことを謝りたいが誰に謝ったらいいのかわからない。


どんな御礼をしたらいいのか

正直、復旧をお願いしている間はこんなことを調べるしかできることがなく、そのあとは、助けてくれたOさんにどんな御礼をしたら良いかを考えていました。

事件当時は緊急事態宣言の真っ只中で、「飲みにいきましょう!」というのもできないし、できたとしても、貴重なお時間を奪ってしまう。美味しいものをご自宅にお送りするということくらいしか思いつかなかったのですが、わざわざ住所お聞きするのも…など頭の中で色々とグルグル考えているうちに、

Oさん「いけたっぽい」

と連絡が。

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復旧できてる!!
対応が遅いと復旧できないこともあるそうで、本当にラッキーでした。
そして、しばたまからも何か御礼をしたいとの言葉が。

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なななんと。。。男の僕でも惚れるわ…

Oさんの言葉から気づかせていただきましたが、
僕らには「クリエイターとして、Instagramを最大限活用する」という御礼の仕方があったのです。物品や金銭で御礼をしようとしていたことがなんだか恥ずかしくなるくらい、素敵で大人なご対応でした。。

しばたまもインスタグラムがきっかけとなって、たくさんの人に知ってもらい、お仕事もいただけるようになりました。僕もInstagramに投稿したマンガをきっかけにマンガ家デビューまでできました。

僕らが作品を作り、Instagramに投稿したり、インスタライブなどを通じてフォロワーの方との関係性を強めていき、Instagramがその交流の場となることが、Oさんにとってはしっかりと御礼になるのです。

個人の利益よりもInstagramの利益をとるOさん…マジかっこいいです。


インスタで、何かやろう!

そして、ここにたどり着きました。
会社員時代から、しばたまと僕のモットーは「即行動」。
まずはその日のうちにインスタライブを行いました。

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こちらからみれます↓
https://www.instagram.com/tv/CAiAOgIl9dp/?igshid=pdzkbbkmqtzj

復旧できたことをフォロワーさんに報告。
そのあとは一緒に落書きしました。

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Oさんの神対応→神→デスノートという安直な会話からのリュークと夜神月を何も見ないで描いてみようコーナー。

その時の僕らのコントのようなやりとりがフォロワーさん、そしてOさんにも届き、「二人で毎週インスタライブしたら面白いんじゃ…?」という発想に至ったのです。

そうとなったら番組名もロゴも即作る

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テンションに身を任せ、勢いで作ります。
ロゴは僕の手書き。Instagramにゆるい昭和のテレビみたいなノリを持ってくるイメージで、描きました。

番組名も会話の流れで出てきた言葉。
「何やったらいいかね〜」
「絵描いて喋るしかできないじゃん。絵かいてしゃべりゃいいの!」
いつものテキトー会話です。

僕らのテキトー感も、できることも、全部入った言葉をそのまま番組名に。
準備に気負わず、どんどんやろう。うまくいかなきゃ直せばいい。

会社員時代も、そんなノリで仕事していたのを少し懐かしい気持ちで思い出しました。

マンガ家になってからの僕は、自由な作家の仕事なのに、マンガのことがよくわからないからといって控えめに行動し、逆に自分で自分のやることを狭めて、失敗を恐れて、無難なことや練習のための練習を繰り返していたような気がする…そんなことすら思ってしまうほどの

超ハイスピード出荷でした。
その気持ちよさと言ったら。



という事で、
毎週、水曜、土曜にそれぞれがMCとなってインスタライブをやります。
土曜しばたま版には、1週おきにしばたまの旦那さんが登場します。

企画はあるけど台本はありません。
「これやろう」とざっくりは決めますが、基本勢いです。
好きなものを語り、絵を描く。これだけがルール。

平穏に暮らそうとしても、今回のように事件が起きたり、イベントが発生したりと、僕たちの周りは常に何かが起きるんだから

流れに乗ってしまおう。

…これ僕の尊敬するクリエイターの大先輩・森本千絵さんに大学時代にかけてもらった言葉なんです。この言葉も頭の中に10年くらいの間を開けてポッと思い出しました。

こういう事がきっと人生を面白くするんでしょうね。

ぜひ、Instagramに遊びに来てください!

しばたまのアカウントもよろしくお願いします。

https://www.instagram.com/shibatamaa/


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サポートして頂いたらいい絵が描けそうな予感…

相思相愛ですね。
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31歳マンガ家。『#マチネの終わりに』(原作:平野啓一郎)上下巻発売中|アイスメーカーでデザイナーを経験後、幼い頃の夢だったマンガ家を目指し、30歳から再出発🚩|お仕事のご依頼は▶︎https://corkagency.com

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