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■コピーライターから教わった「何か質問ありますか?」の最強の答え方

▶︎「最後に、何か質問ありますか?」

就活でよくある質問。

こんなとき就活生のみなさんなら何を聞きますか?

「いいえ、特にありません」なんて断ってはいませんか?

質問しても、ありきたりなものになっていませんか?

私は現在某大手食品メーカーでパッケージデザイナーとして勤めていますが、面接のときにある人に教わったテクニックを活用し、今の会社に入ることができました。あとから面接官に聞いたら、そのときの質問が非常に効果的に映ったとのこと。


意外と忘れがちなのが

「質問は、自分の知りたいことがわからないとできない」

ということです。

つまり、自分の欲求、知識、経験の有無をよくわかっていないとできないのです。

そして、自己分析の甘さは、面接官に伝わっています。

就活生のみなさん、自分のことをよく知らないまま、面接に臨んでいませんか?


今年の就活は開始が遅く、自己分析の時間が足りない、と嘆いてらっしゃる就活生が多いと知り、このnoteを書くことにしました。

すこしでも就活生のみなさまのお役に立てればと思います。



結論から先に書きましょう。

私の場合は、

「仕事楽しいですか?」と面接官に聞いてみたのです。

以下には、どうしてこの質問が良かったのか、私の体験談とともにご説明いたします。


▶︎広告代理店で出会ったコピーライターの教え

僕は学生時代、広告業界に進みたくて勉強をしていました。

授業の一環で広告代理店に訪問する機会があったのですが、そのときにコピーライターさん(以下:Aさん)を紹介していただき、就活直前の悩める学生たちの相談にAさんが乗ってくれたのです。

学生の悩みの多くは「面接」でした。

聞かれたことにしっかり応えられるか?緊張して言いたいことが言えないのではないか?グループ面接で前の人よりいいことがいえるだろうか?

どんな学生でも感じたことのある当たり前の悩みでした。

「自分が働きたいと思う会社のことを、入る前から知っているわけないんだから、君たちが会社を面接して入りたいか決めるんだよ。」

Aさんは続けました。

「聞く人だってそこで働くただのおじさんなんだから、どんな仕事してますか?仕事楽しいですか?休日何してますか?って聞いちゃえばいいんだよ。働いている人を知るのが会社を知るのに一番はやいんだから。」

少しの沈黙。

「・・・いや、言ってることはわかるんだけど、そんな態度で面接していいの?」

というのが学生たちの反応でした。

多くの学生たちが「コピーライターなんてクリエイティブな職業の人だから奇抜なこと言っても許されるんだろ」と思っていました。

「そんなこと聞いていいんですか?」

一人の学生が口を開きました。

「いいんじゃないの?それで落とすような会社だったら入らないほうがよかったってことだよ。」

とAさんが返しました。

多くの学生は「でも」「だって」と言って、真面目に受け止めないままでしたが、私は心の中でこっそりおもしろいな、今度試してみよう。と感じていました。


▶︎効果に驚いた「仕事、楽しいですか?」の破壊力

この話を聞いてすぐ、第一志望(今の会社)の面接があり、さっそく面接官に聞いてみることにしました。

面接官は3名、いずれも40〜50代前後の男性。

面接官「最後に、何か質問ありますか?」

私「あの、変な質問かもしれませんが」

面接官「はい?」

私「仕事、楽しいですか?」

面接官3名のうち2名がぎょっとして、お互いの顔を見合わせながら

「つらいこともあるよ。楽しめるかどうかは自分次第じゃないかな。」

と答えました。このふたりが何て言ったか正直あまり覚えていません。笑

なんとなく、しこりが残り、それ以上聞きたいとも思いませんでした。ただ、

「たのしいよ。すごくね。」

一人だけそう答えた人がいました。

この人が、現在私の上司になっている部長。

屈託のない笑顔で言い放ったので驚きました。

なにがたのしいのか、どんな喜びを今まで仕事で得たのか、すこし話を聞かせてもらいました。

その状態はまるで私が面接官で、部長が学生のようにも感じられました。

聞いてみたい。話してみたい。と素直に思える。

私自身もきっと、自分らしく話せていたと思います。

面接が終わった後の感情は素直に「楽しかった」でした。

今までの面接にはない不思議な感覚でした。

数日後、会社から内定の連絡がありました。


▶︎もっと自分を深掘りしてみる

この面接について、終わった後よく考えてみました。

Aさんの言う「君が会社を面接するんだよ」というのは、

自分に「どんな会社がいいか」という判断基準がないとできることではありません。

私の場合、「パッケージデザインの仕事」「仕事が楽しいかどうか」が会社決定の大きな要因だったということです。

 なぜパッケージデザインが良いのだろう?

 なぜ楽しい仕事がしたいのだろう?

 楽しい仕事とはどんなものだろう?

そんなことを就活が始まるずっと前から考えていました。

今にして思えば、いわゆるこれが「自己分析」だったのでしょう。


おそらく原体験に当たるのは幼い頃に母から描いた絵を褒めてもらったことから始まるのだと思っています。

そこから絵を描くことで様々な人と繋がり、体験をすることができました。

作ったものを人に褒められた→自分の能力が認められた

人のために作ったら、人が喜んでくれた→友達ができたり、仕事がもらえた

という小さな成功体験を重ねて、

「作ることは自分と人を幸せにする手段なのだ」

という結論に至りました。だから自分も幸せでないといけないのです。

つまり私にとって「仕事が楽しいか」「働く人と一緒に楽しめるか」はとても優先順位の高い条件でした。

そのための質問として「仕事、楽しいですか?」は最適な質問だったのです。


▶︎人生で大切にしていることはなんだろう?

みなさんにとって、人生の中で大切にしていることは何ですか?

大切なものと仕事はどのような関係がありますか?

何を質問したら、その会社で人生が豊かになるかどうかがわかりますか?

割り切れないところまで是非深く考えてください。

そして、それを聞き出せる「質問」と「理想の答え」を想像してみましょう。

私はデザインという少し特殊な仕事をしていますが、

本質的にはどの仕事においても必要な自己分析だと思います。

「最強の答え方」は自分で導くしかありません。

理想の回答をしてくれる人がいる会社と出会えれば、

そこがあなたが豊かに働ける場所かもしれませんね。

良い就活になることを心より願っております。

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サポートして頂いたらいい絵が描けそうな予感…

ニャニャニャ(キミ、なかなかいいやつだにゃ)
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31歳マンガ家。『#マチネの終わりに』(原作:平野啓一郎)上下巻発売中|アイスメーカーでデザイナーを経験後、幼い頃の夢だったマンガ家を目指し、30歳から再出発🚩|お仕事のご依頼は▶︎https://corkagency.com

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